火曜日がサピオの締め切りなので、原稿のコピーを持って
来させたが、後半が全然完成してない。
これじゃダメだ。また明日、岸端にコピーを持って来させ
なければならない。
結局、締め切りギリギリになりそうだな。
つまり『天皇論』を描き下ろす余裕が全然ない状態という
ことだ。
すでにコンテを一本、仕事場に送っているのにまったく手を
つけていない。
それから12月発売号の『大東亜論』の原稿を回収したが、
なんと吹き出しにセリフも入っていない。
感情移入しながら絵を描くのが難しい。
コンテでセリフを確認しながら描くのはめんどくさい。
背景も手を付けられていないから、臨場感なく人物の表情を
描かねばならないのも辛いのだ。
やっぱり「早く人物のペン入れをしてくれないと進まない」
と言われるくらいの時点で、わしはペン入れした方がいい。
こんなスカスカの状態からわしがペン入れするために、
なんで『天皇論』のコンテを中断させねばならないのか?
無理だ。わしは『天皇論』のコンテを進める。
原稿はいったん仕事場に返す。
もっと手を入れてから、わしに戻してくれ。
このままでは12月の30日くらいまで仕事しなきゃならない
のではないか?